4/17(木)の新聞にこのような見出しがあった。
【記事の概要】
厚生労働省は、今国会に提出する年金制度改革法案から基礎年金の底上げ案を削除する調整に入った。
【ひとり言】
基礎年金(国民年金)の底上げとして必要な財源は、最大年2.6兆円。
これを確保するためには、制度上、厚生年金の減額が先行するため、会社員は当面の間は今の想定に比べて最大で月7,000円減額されるというものであった。
会社員も最終的には基礎年金底上げの恩恵を受けられるのだが、厚生年金の減額が先行することが許せないのであろう。
その根底にあるのが今年の7月に予定されている参議院選挙。
国民に納得してもらえず反発を受けたままでは、参議院選挙で負けてしまう。
自民党、国会議員の先生方は自席を死守するために守りに入った。
全国民の老後生活がかかっている年金制度改革に政党の勝ち負けが影響するのはおかしな話だ。
2025.4.17