Bさん(80代女性)には、二人の息子さんがいました。
長男は実家で同居、次男は結婚して別居、財産の大半は自宅不動産です。
Bさんは「うちは兄弟仲がいいから、揉めることはないと思います」と思っていました。
しかし、ていねいに現状を整理していくと、次のような価値観の違いが見えてきました。
●長男は「親の面倒を見てきた」という思い
●次男は「公平に分けてもらいたい」という思い
そこでBさんは次のような対策を行いました。
・家族全員での話し合い
・財産内容を“見える化”
・公正証書遺言の作成
・生命保険を使った代償分割の準備
結果、誰が何を相続するかが明確になり、不満が「争い」になる前に解消することができ、親の想いを形として残すことができました。
➡ 相続は「お金の問題」であると同時に、「感情の問題」でもあることがよく分かる事例です。
2025.12.25.